やまだのお部屋

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手術日当日の午前中

yamada-14昨日から絶食だったが、やまだは至って普通でもちろんお腹がすいているのは分かるけど執拗な催促はなかった。それに引き換えドリルときたら・・・いつも通り、いやそれ以上の催促攻撃でなんだかかわいそうになってきたのでお水だけそっとやまだに見えないところであげた。(やまだごめんね)
今日関東甲信越地方は入梅だ。
雨の日恒例の旦那の送迎。
やまだに何度も声をかける旦那・・・、後ろ髪をひかれる思いだったのだろうと思う。その姿を見ているととても悲しくなった。
送ってからがしんどかった。
一人になって、やまだを含めてみんなが空腹なのはひしひしと伝わってくるし、やまだとこれから長い時間離れ々になるのかと思うと思わずじーっと見つめてしまう。
あまり見つめられるのは好きじゃないのはわかっているけど、それでも見つめてしまう。あんまり挙動不審なのできっとやまだも薄々感じていただろうと思う。
そんな風にして、手術をする前の健康そのものに見える今までどおりのやまだとの最後の時間は過ぎていった。

そして9時半。
とうとうこの時間になってしまった。
やまだを連れて家を出る時間だ。この時間がぎりぎりだろうと思って出発。
助手席にキャリーバッグを乗せてシートベルトをし、私のほうに顔が見えるようにして出発。
30分足らずの運転中、ずっと話しかけていた。
「怖い思いさせてごめんねー」
「本当にごめんね」
「毎日ちゃんとお見舞い行くからね」
「帰ってきたら美味しいものたくさんあげるよ」
「ずっとずっとお祈りしてるから頑張ってね」
「頑張って・・・頑張って・・・頑張ってね・・・」
なんどいってもまた同じ言葉をずっと言ってしまう。

yamada-13病院に到着。
改めて先生からできるだけ大きく取れる様に努力しますからといわれた。
食事の好みや手術の始まる時間などを聞き、終わったら連絡を下さるということ。
でも麻酔から目を覚ますのは終わってから2時間ほどたってからだそうで、おそらく今晩お見舞いに行っても寝ていると思うといわれた。
けどやはり見に行く。
内臓を取り除く手術というわけではないのでそんなに技術的に難しい手術ではないけど、やはり腫瘍層が広いので大きく切除するから術後の経過が難しいというのが猫に多く見られることだそうだ。
おそらく1・2日はご飯を食べないのではないか、と先生は話していた。
あんなに何でも食べる、病気知らずだったやまだがご飯を食べないなんて・・・想像したくない・・。
術後ご飯をちゃんと食べるようになれば早く退院できるので、なんとか頑張って元気付けてあげたい!やまだ頑張れ!!!

yamada-12ゆっくりと最後のお別れをさせてもらい、(思わず涙が出てしまった)一人ぼっちで帰路に着く。
なんとも寂しい孤独感・・・。
さっきまで助手席にいたやまだ・・・、ぽかんと胸に大きな空間ができてしまったみたいで涙があふれてきて前がよく見えない。
危ないので泣かないように努力するもむなしい努力であったらしくとまらない。
ゆっくりなるべく安全運転を心がけ、やっと帰ってきた。
泣いてばかりもいられない。
他のみんなのご飯をあげなければならない。
急いで支度をしてあげた。
やはり半日ぶりのご飯は美味しいらしくみんながつがつ食べていた。
「待たせちゃってごめんね」
ふとみんなが食べ終わってくつろいでいる姿を見ると、やまだがいないだけでこんなにも違うのかと思う。
本当にやまだの存在感は大きい。
こんなこというのはいけないと思うけど、やまだと初めてこんなにも長い時間離ればなれになるので、なんだか死んでしまったときの練習みたいで悲しい。
このことを先生に話すと、これから先こうして離ればなれになることも多くなると思いますといわれた。
これからずっとずっと病院通いが定期的に続くのだもんね・・・。
言葉としては分かっているけど、覚悟ができているわけないし。
覚悟・・・いつかくる色々な場面に直面したとき、果たして私たちはやまだのためにどれだけつらい思いをさせずにしてあげられるだろうか。
やまだにとってとは本当にそうなのだろうか。
この問いはずっと頭の中で続く。。。

夕方に連絡が入るらしいが、それまで居ても経ってもいられない。
そんな午前中。
また午後の分は明日にでも投稿する。


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